「人」を育てることの難しさと自らの無力さに気付いた

【赤ちゃん育児体験談】「人」を育てることの難しさと自らの無力さに気付いた

【自分の年齢】(赤ちゃん育児の当時)
31歳
【自分の職業】(赤ちゃん育児の当時)
専業主婦

【夫の年齢】(赤ちゃん育児の当時)
35歳
【夫の職業】(赤ちゃん育児の当時)
会社員

【住んでいた住宅と環境】(赤ちゃん育児の当時)
民間の賃貸アパートで夫と猫と3人暮らし
アパート住まいなので近隣住宅との関りはないが真向いに住んでる
じじいがなにかと文句を言ってくる老害

【里帰り出産について】
していない





【性別】
女の子
【兄弟姉妹】
初めての子供
【赤ちゃんの性格】
数十グラム足りなく未熟児で産まれた
子供も小さく、私も母乳の出が不安定だったのもあり血糖値が低すぎるという理由で
退院直前まで点滴を打たれていた
そのせいもあってかずっと寝ていて、あまり泣いている印象はなかった




【寝かしつけの工夫】
とにかく抱いて体を揺らす
首がすわるまではずっと横抱きで腕が辛かったが今は縦抱きなので
幾分か寝かしつけも楽になった
不満が少なければ揺らしているとすぐに寝る




【おむつ】
基本的には布おむつ
出掛ける際や夜中などのしんどい時間は紙おむつを使用
これまで紙おむつはメリーズ、ムーニー、パンパースと特価時にいずれかを購入し履かせてみたけれど
うちの子はうんちの量が多いのか?どの紙おむつを試してもギャザーぎりぎりだったので
特に駄目な物もお勧めもない




【母乳とミルク】
混合育児
出産時から母乳の量が足りなく子供の血糖値が安定せず体重の増えもよくなかったので
完母で育てるつもりがあえなく混合に
退院後は日本で売っている粉ミルクは全て有害物質を含んでいて体によくないのでネットで調べた結果
オーストラリアの粉ミルクが評判も良かったのでそれを使い続けている
たまにドイツの粉ミルクも与えている




【離乳食】
6か月頃から少し歯が生えてきたので離乳食を開始
まずは10倍粥からスタートしかぼちゃ、ほうれん草、さつまいもと食べさせている
いちいち作るのは面倒なのである程度作り冷凍している
旅行先などでは自然解凍になってしまうので在宅時のみ食べさせている




【大変だったこと】
・泣いている理由が分からない
・外出時の準備
・夜中の授乳
・沐浴

【具体的に言うと・・・】
初めての黄昏なきは本当に辛かった
新生児期から確か3か月になる前くらいまで続いていた
毎日決まって夕方になるとギャン泣きして終わるのが大体夜の7時くらい
泣き疲れて寝落ちするまでずっと抱いて泣き止むよう揺らしてみたり歌ってみたり話しかけたり・・・
主人がネットで調べてくれた結果、黄昏なきだと判明し少し楽になった
後は沐浴も辛かった
病院で教わったように実践してみたら毎日ギャン泣き
十分に体も洗えず保湿も出来ず鳴き声で毎日、心が折れていた
ネットで沐浴のやり方を調べたが全く効果がなく主人がYouTubeで見つけたやり方を実践し
やっと泣かれずに一通り出来るようになったし子供もお風呂好きになってくれた
本当に主人に感謝




【当時の心境】
毎日が辛くて、なによりも混合育児という事が常に悩みでネットで母乳育児が軌道にのるよう調べる毎日だった
それでも軌道には乗れずネットや世の中に溢れかえっている母乳神話に押しつぶされて、自分は母親失格だと毎日思っていた
育児がこんなに辛く悩むばかりだとは想像もしていなかったし自分の事が何もできず
楽しくない毎日で絶望していた




【夫の手助けと関わり】
頼るのは夫しかいなかったので毎日弱音や悩みを言っていた
その度に励ましてくれたし解決策を見つけてくれた
沐浴は一度もしてくれなかったけど、おむつ交換やミルクを温めたり作ったり
夫なりに自分ができる事を手伝ってくれていたし今も継続して手伝ってくれている




【工夫と便利グッズ】
どうしても母乳育児が諦めきれなかったので桶谷式マッサージを受けに行った
結局、完母は無理だと言われたがマッサージ後は母乳の出も良くなったし少しの希望を込めて水分を大量に取ったりと自分なりにやってはみた
役立った用品は今も使っているがリッチェルの入浴椅子
大きくなりベビーバスでは無理になったので、たまたまリサイクルショップに行った際に格安で見つけ即購入
主人の調べでは口コミもいいそうで実際にその通りだった




【強烈な思い出】
外食時に小あがりの部屋に椅子とテーブルがある席へ案内され
椅子の背もたれ部分が結構な隙間があった
子供もまだ首すわり前で仰向けに寝かせなければならなかったので
一応、落ちないようにと注意はしていたものの私も主人もスマホを見ながら会話をしていた
どのように落ちたのかは分からないがゴトっと音がして子供が大泣きしていた
私も主人も一瞬状況が呑み込めず頭が真っ白になったが、すぐに抱き上げたらすぐに泣き止んでくれた
とりあえず何か症状が出るまで少し様子を見る事にしたが
幸いにも何もなくいつも通り元気に過ごしていたので安心した
不注意からの親としての自覚のなさに改めて気づかされた




【後悔してること】
父親が機嫌が悪いと感情的に怒鳴る人間で
物心ついた時から怒られないようにしたり父親の機嫌が悪くならないように顔色を窺って育ってきて
絶対にこんな奴と同じ育て方、接し方はしたくないと思っていたのに
毎日鳴き声を聞いていて自分の許容キャパから溢れた瞬間、父親と同じように怒鳴っていたのが忘れられない
怒鳴った後に第三者の自分があーあ、あいつと同じことしてるよと思い
子供に申し訳ない気持ちと「蛙の子は蛙」という負のサイクルから抜け出せなった自分が
とても恥ずかしかった
自分と同じようには育って欲しくないのにと思う反面、まだまだ制御できない自分がいて
親と名乗ってる資格ないなと今でも思っている




【嬉しかったこと】
自分でうつ伏せになれるようになった時に目が合うと笑ってくれる事
今は下の歯が2本生えてきているので笑った時にちょこっと見える乳歯がなんとも
可愛いなぁと思う
後は腹ばいをするようになったので後ろから見る動く姿が可愛いなと
特に小さいおしりが左右に動く様子は、見ていて可愛いなと思う




【現在】
今は子供もだいぶ、まとまって寝るようになったので寝不足もなくなり
一緒に昼寝をしたり、合間に家事や自分の時間が作れて落ち着いている
首もすわって縦抱きもできるので腕も凄く楽になった
大好きなバンドのライブやフェスに参加する事も復活でき
旅行にも行けるようになったので
今はそれなりに楽しく生活できている気がする



【当時の自分へのアドバイス】
特にアドバイスできる事はないけど・・・
やっぱり怒鳴るのはよくない!!
我慢の限界は誰にだってあるから仕方がないかもしれない
でも自分が嫌だと思う人間と同じになって結局後悔してしまう
自分に言い聞かせる意味も込めて
嫌だった記憶を乗り越えれるように自分自身強くならなければ!!と思う
後、沐浴のお湯は少なくていい!!