手が抜けなくて自分で自分を追い込んでしまった新米ママの話

【赤ちゃん育児体験談】手が抜けなくて自分で自分を追い込んでしまった新米ママの話

【自分の年齢】(赤ちゃん育児の当時)
30歳
【自分の職業】(赤ちゃん育児の当時)
無職

【夫の年齢】(赤ちゃん育児の当時)
33歳
【夫の職業】(赤ちゃん育児の当時)
化学メーカーの営業職

【住んでいた住宅と環境】(赤ちゃん育児の当時)
夫の海外駐在で上海にいた。
夫の会社が借り上げてくれたマンションで80平米程度の3LDKに、赤ちゃんが生まれるまでは夫と二人暮らし。
20階建ての8階で、周囲には香港系のスーパーや日系の居酒屋などが充実していた。
隣近所との付き合いは挨拶程度。

【里帰り出産について】
していない





【性別】
男の子
【兄弟姉妹】
初めて生んだ子ども
【赤ちゃんの性格】
今思えばそれほど手がかかる性格でもなく、夜も割りとあっさり眠るし笑顔の多い子だった。
母乳を飲む量が少ない気がしていつも心配していた。




【寝かしつけの工夫】
静かな環境だと逆に寝るのに時間がかかる子だったので、なにかしらのネット系のサービスで子どもがすきそうな音楽を低音量でかけながら寝かしつけていた。




【おむつ】
ママ友からのお勧めでずっとムーニーのオーガニックコットンタイプを使用していた。
そのおかげか分からないが、お尻がかぶれたりとかは一切なかった。




【母乳とミルク】
一歳くらいまではずっと母乳で育てていた。
一歳頃に母乳があまりでなくなってから食事+フォローアップミルクに切り替えた。
好き嫌いは今にいたるまで全然ない子で助かったが、あまり食べも飲みもしない子でただただすごく心配だった。




【離乳食】
離乳食に慣れさせるのは半年くらいから始めていた。
すりつぶしたバナナとかアボカドとか簡単なものでまず口に入れて食べる訓練をしてみたが、なかなか慣れずに苦労した。
今思えばアレルギーも怖いので、先にアレルギー検査するべきだったのかもしれない。




【大変だったこと】
なかなか食べるのも飲むのも量が少なくてとても心配だった。
親類がいない土地での子育てで心細かった。
よく発熱するがすぐに熱が引くので、病院に連れていくべきかどうかいつも悩んでいた。

【具体的に言うと・・・】
ミルクも離乳食もあまり量がすすまなくて、この子はどこで栄養をとっているのか、栄養が足りているのかいつもいつも心配でたまらなかった。
親やママ友にスマホで相談することはできたが、会うことはできなかったので、24時間自分で面倒を見るほかなく、どんどん心の余裕がなくなっていくのを自分でも感じていた。
当時夫は出張がとても多くて週の半分はホテル暮らししているような状況で助け合える状況ではなかった。
夫はそのような生活を1年くらい続けて、家族のために転職してくれた。
おかげで自分もなんとか余裕が持てるようになったと思う。
今考えると病気とか栄養とか心配しすぎだった気がするが、初めての育児を一人でこなす心細さったらなかった。




【当時の心境】
簡単にいうと常に赤ちゃんの栄養状態や病気などについて心配していたように思う。
不安感が強くて、自分のやり方があっているのか誰かに確かめたい気持ちだった。




【夫の手助けと関わり】
仕事がない時はとても積極的に助けてくれて、自分の時間を作れるようにしてくれた。
ただ、当時夫は非常に多忙だったので、たっぷり時間をとれるのは本当に日曜日くらいなものだった。
私もぐったり疲れ切っていたので出かける気にもなれず結局家のソファでお昼寝するくらいだった。




【工夫と便利グッズ】
あまり家に知らない人をあげるのはいやだったが、どうしても手が回らず週に3回家事をしてくれるサービスを利用するようになった。
ただ、やっぱり気に入らないところが出てくるので、サービスを利用しても細かいところは自分でやり直したりしていた。
買い物に行くのが大変だったので、食料品もおもちゃもほとんどすべてネットで購入して配達してもらうようにしていた。




【強烈な思い出】
両親が日本から一度遊びに来てくれて赤ちゃんをだっこしてくれた時はああほんとに頑張って良かったなあと思って涙が出た。
それから母親にいろいろと悩んでいることを相談することが出来て、しっかりできているから自信もってやりなさいと言ってもらえた時は本当に嬉しかった。
不安感が消えたわけではなかったけど、そういう嬉しい出来事があるから頑張れたと思う。
夫の仕事が落ち着いているときに初めて赤ちゃんを連れてちょっと奮発していいホテルに宿泊した時もとてもいい思い出。
ホテルの人たちがとても赤ちゃんにやさしくて水でもタオルでも荷物でもこちらからお願いしなくてもなんでも助けてくれた。




【後悔してること】
もっと夫と子どもが生まれてくる前に協力体制について話しておくべきだったなと思った。
夫は仕事を辞めてもいいと言ってくれていたのに、変なプライドで自分ひとりで面倒を見続けて勝手に疲れてしまっていた。




【嬉しかったこと】
理由はなんでもニコニコと楽しそうにしているととても愛おしくて嬉しかった。
あとはいろんなところで赤ちゃんがかわいい、この子は目がきらきらしている、鼻がすっとしていてかっこいい子になる、など褒められたときはとても嬉しかった。




【現在】
今、子どもは3歳で、日本で子育てをしている。
次の4月から幼稚園に上がる。
夫は家庭生活を中心に考える人で、以前より稼ぎは減ったが、出張はほとんどなく、時間があれば子どもと遊んだりお風呂に入ったり出来ることをちょこちょこやってくれるので二人で子育てしている感じが強い。
だんだん我がままを言うことが増えて怒ってしまうこともあるが、総じてとても幸せで楽しい。



【当時の自分へのアドバイス】
心細くて不安なことが多いとおもうが、自分ひとりで頑張るのではなく疲れたときは疲れたと言って夫なり他の頼りになる誰かなり頼っていい。
あと、子どもの体調を心配しすぎるあまりほとんど自分の手で食事を用意していたが、これも疲れたときは手をぬいていいし、多すぎなければおかしやジュースをあげたって全然かまわない。
もっと気楽に!