大変だけれど笑いもたくさん!愛犬の助けで乗り越えられた産後うつ。

【赤ちゃん育児体験談】大変だけれど笑いもたくさん!愛犬の助けで乗り越えられた産後うつ。

【自分の年齢】(赤ちゃん育児の当時)
30歳
【自分の職業】(赤ちゃん育児の当時)
専業主婦

【夫の年齢】(赤ちゃん育児の当時)
27歳
【夫の職業】(赤ちゃん育児の当時)
会社員

【住んでいた住宅と環境】(赤ちゃん育児の当時)
当時住んでいた部屋は2間のアパートです。

【里帰り出産について】
私の実家に2ヶ月ほど里帰りしました。





【性別】
男の子
【兄弟姉妹】
初めての子どもです。
【赤ちゃんの性格】
生後2ヵ月が過ぎるころから、
夕方6時頃になると凄まじい
泣き方をするようになりました。
おむつ替え、ミルク、ガラガラなど、
あらゆる手段を尽くすも泣き止まず。
原因は全く検討が付かないまま、
2ヵ月ほどそんな状態が続きました。
不思議なことに昼間は良く寝る手のかからない、
いたって普通の赤ちゃんなのに、夕方になると
豹変したかのように1時間くらい泣きっぱなしでした。




【寝かしつけの工夫】
チャイルドシートがベビーカーと
一体になっているものを使用していました。
チャイルドシートの部分だけ取り外して使うことが
出来て、しかもゆりかごとしても使用できると説明書
に書かれていましたので、子供を乗せて、リビングで
前後にゆらゆら揺らすといつの間にか寝てくれていました。
大泣きが止まらなくなってからは、
どんなにあやしたところで泣き止んでくれないのが分かり、
そのまま車へ乗せてドライブに行きました。
子供と距離をとることで、カッとなって叩いてしまう
ことを抑制するための自制手段でもありました。




【おむつ】
オムツは紙おむつを使用していました。
基本で気にはどんなオムツでも大丈夫
でした。
しかし、ホームセンターでムーニーが
特売していたので、まとめて買っていました。




【母乳とミルク】
私は帝王切開での出産でしたので、
母乳を与える時期は他の子よりも
遅れました。
その為子供は早くから哺乳瓶に慣れてしまい、
生後1ヶ月まではなんとか母乳と混合でしたが、
2ヶ月以降は完全にミルクでした。
銘柄は「ビーンスターク」です。
卒乳頃、
フォローアップミルク買っていたのですが
高いので長続きせず。
私の母が牛乳を人肌に温めて哺乳瓶に入れて
子供に飲ませたところ大変気に入り、
ぞっと牛乳になりました。




【離乳食】
離乳食は生後半年ほどで始めました。
私の実家に行くことが多かったので、
カボチャやうどん、卵入りのおかゆの
ようなものを与えていましたが、
保健センターから早すぎると注意を受けて
しまいました。
既製品と手作りの混合で、
うどんやおかゆは冷凍して保存していました。
外食は積極的にはしなかったので、
離乳食を持ち運ぶことはありませんでした。




【大変だったこと】
赤ちゃん育児で大変だったこと
・ものすごい泣く
・夫の帰りが遅く心細い

【具体的に言うと・・・】
赤ちゃん育児で苦労したことは、
今でいう「産後うつ」にかかってしまった
ことで、感情のコントロールがきかず、
長いこと情緒不安定だったことです。
夫の勤務時間も長く、メンタル不調を
抱えながらの初めての育児は本当に
不安の一言でした。
私の両親も積極的に助けてくれてはいましたが、
当時は親も仕事を持っていたので、赤ちゃんと
二人っきりの時間は長かったと思います。
実家には犬がいたので、気を紛らわすために
両親不在でも実家へ帰り、犬と触れ合ったり
しながらなんとかメンタルを調整していま
した。
幸い犬は雌犬で、赤ちゃんに対して
まるで自分の子のように側で見守って
くれていたので、不安もいっぱいでしたけれど、
犬のお陰で頑張れました。
二人と1匹でのお昼寝は、今でもいい思い出です。




【当時の心境】
初めての育児で、しかも知り合いもいない
土地での子育てだったので、不安でいっぱい
でした。
当時は育児休暇はなかったので、
夫は朝から晩まで家にいないせいもあり、
泣きながら育児をしていました。
日本もヨーロッパのように、子育てを
妻だけがやるのではなく、夫と二人で
出来るように、勤務時間を見直して
欲しいと思っています。




【夫の手助けと関わり】
夫はおむつ替えや抱っこなどを積極的に
してくれていました。
私が帝王切開だったので、
お腹の傷が半年くらいうずいていた
ことを理解してくれていたため、
休みの日には良く面倒をみてくれて
いましたし、いまもそれは変わりません。




【工夫と便利グッズ】
赤ちゃん育児で工夫したのは、
何をしても泣き止まない赤ちゃんを
無理矢理泣き止ますことはしない
ということです。
狭いアパートでは、鳴き声が近所迷惑に
なると考えて、お母さんが追い詰められて
しまい事件になっていることがあります。
ほんの少しでも距離を置くことが出来る手段
として、私は車を積極的に利用しました。
それと、実家の犬に側に来てもらうと
私自身が安心したので、ペットの力も
利用しました。




【強烈な思い出】
子供が生まれて1ヵ月くらいたったころ、
スーパーへ買い物に行きました。
子育てを終えたという年輩の女性が、
私の近くに寄って来て、アドバイスのような
ことを言ってきたのです。
「赤ちゃんは小さいから病気をしたらすぐに
危険な状態になる」

「免疫力が徐々に落ちていき、病気をたくさん
もらってくる」

「感染症が一番怖いから気を付けて」
こんなアドバイスを、見ず知らずのマダムに
されたのですが、初めての育児でメンタル不調
だった私は、子供が病気になることに対する
恐怖感が増してしまいました。
慣れない育児に加えて、子供が病気にならないか
を常に気遣い、何度も実家の母に電話で相談して
いました。
しかし、病気が怖くてたまらなかったので、
強迫観念に襲われるように、子供の手を
ウェットティッシュでこまめに拭くなどの
対策をとっていました。
ある日母が私に
「赤ちゃんの手には犬の毛が付いている
かもしれないけれど、それを飲み込んでも
病気にならないから気にし過ぎてはいけない」

と気楽に言ってくれたことをきっかけに、
恐怖心は徐々に薄れていきました。




【後悔してること】
赤ちゃんの育児での後悔は
特に思い付くことはありません。
夫も家族も出来る範囲でやってくれて
いましたし、私もその時は精一杯やった
のでそれでいいと思います。




【嬉しかったこと】
赤ちゃん育児で嬉しかったことは、
実家の犬が子育てに積極的に参加
してくれたことです。
初めの内は中型犬の愛犬が無意識でも
ケガをさせてはいけないと思い、
子供の距離をとっていたのですが、
愛犬も気をつけながら接してくれていて、
見ていてほほえましかったし嬉しかったです。
子供が歩くようになり、転んだ時にも
サッと駆け寄って来て、泣く息子を懸命に
あやしてくれていたのは本当に嬉しかったです。




【現在】
現在はあれから15年が経ちました。
子供は一人っ子ですが、立派な15歳の
中学生。
あんなに仲良しだった実家の愛犬も、
子供が3歳の頃に虹の橋を渡っていきました。
私はとっても寂しかったのですが、
しばらくして夫が子猫をつれてきて
くれました。
今では自宅を持ち、猫2匹と亀2匹に
囲まれて暮らしています。
男の子ということもあり、機会にはかなり詳しく、
スマホの操作やプレステのゲームは息子に相談
しながら、時に一緒にやったりしています。
あとどのくらい一緒に過ごせるか分かりませんが、
少しでも楽しい時間を家族で過ごせるように
していきたいです。
元気に成長してくれている息子と、
猫を飼うことを許してくれた夫、
未だ健在の実家の両親には感謝でいっぱいです。



【当時の自分へのアドバイス】
赤ちゃん育児中の自分へ
赤ちゃんの病気は確かに気を付ける
べきではあるけれど、神経をすり減らして
まで深く悩む必要はないんだよ。
幼稚園に入れば嫌でも毎日病気をします。
でも、ずっと続くわけではない。
今中学生になったあなたの子は、
インフルエンザの大流行でも元気だし、
皆勤賞をもらうほど健康で学校大好きの
子供になります。
だから心配しすぎないでくださいね。