イタリアで出産、双子を含めた子供三人育児。大変だけどやっぱり子供は可愛い。

【赤ちゃん育児体験談】イタリアで出産、双子を含めた子供三人育児。大変だけどやっぱり子供は可愛い。

【自分の年齢】(赤ちゃん育児の当時)
37歳
【自分の職業】(赤ちゃん育児の当時)
会社員

【夫の年齢】(赤ちゃん育児の当時)
45歳
【夫の職業】(赤ちゃん育児の当時)
会社員

【住んでいた住宅と環境】(赤ちゃん育児の当時)
イタリア在住。
アパ−トに住んでいて、日本から両親が出産に合わせて三か月程イタリアに滞在してくれました。

【里帰り出産について】
していません





【性別】
双子(男と男)
【兄弟姉妹】
4歳のお姉ちゃんがいて、双子の男の子が産まれました
【赤ちゃんの性格】
双子の性格が全く反対で困りました。
一人は授乳をするとすぐに眠りとても手が掛からない子でした。
もう一人は授乳しても全く寝ず、少し寝たと思ってもすぐ目を覚まして泣いてよく手が掛かりました。
これは4歳になった今も同じような気がします。




【寝かしつけの工夫】
双子にベッドで同時授乳しながら、添い乳をして寝かしつけていました。
そい乳をしながら私も休み、それでないと自分の体力がもちませんでした。




【おむつ】
パンパ−スを使っていました。
パンパ−スは夜変えなくても漏れないし一番良いと思いました。
ハギ−スはどうしても漏れてしまうので、やめました。




【母乳とミルク】
上のお姉ちゃんを完全母乳で育てた為、どうしても双子も完全母乳で育てたいと思いました。
ただ双子の同時授乳は思ったほど簡単ではなく、初めの2か月位は母乳+ミルクでしていました。
ただ授乳の体力、またミルクの準備、洗浄など二倍手がかかるので、思い切って2か月に完全母乳に切り替えました。
授乳クッションを二つ使い、両脇に双子を抱きかかえ授乳。
首が座るまではとても大変でした。
1歳半位で断乳しました。




【離乳食】
6月から離乳食を開始しました。
イタリアでは4か月位からフル−ツをあげるのですが、日本式で6か月から10倍粥をあげ始めました。
小分けに出来る冷凍パックをうまく使い、時間がある時にまとめて色々な野菜やフル−ツのペーストなどを作って冷凍していました。
工夫したことは、子供には子供のスプ−ンを持たせ自分で食べたい意思を尊重してあげました。
もちろん初めの内は上手く食べれないので、私がスプ−ンで補助をしますが、手で食べたい、触りたいという気持ちも出来るだけ尊重して体験させるようにしていました。
外食時には、テルモスに入れて持って行っていました。




【大変だったこと】
・双子が同時に泣き出した時
・上の子の世話
・新生児(産まれて2か月)の時期

【具体的に言うと・・・】
・双子だったので、二人が同時に泣き出すと一人の時には大変でした。
まずは背中に抱っこ紐で一人をおんぶし、もう一人をもう一つの抱っこ紐で抱っこし、それであやしていました。
・双子育児で疲れていても、上のお姉ちゃん4歳の幼稚園のお迎え、お世話などがあり大変でした。
・初めの二か月はほとんど記憶にない程大変でした。
母乳もまだ軌道にのっておらず、母乳+ミルク混合の時期が睡眠時間も殆ど確保出来ず大変でした。
・双子は緊急帝王切開だった為、産後の傷が治る1か月程は傷が痛み体も思うように動かず大変でした。
・両親が3か月程、育児を手伝いに来てくれて大変助かりましたが、両親も慣れない異国の地で大変疲れていました。
・双子と一緒に外出するのは、慣れるまで大変でした。
双子用べビ−カ-の車からの乗り下ろし、双子が外出時に同時に泣き出した場合などは大変困りました。
一人であればすぐに授乳も出来ますが、双子の同時授乳を外出先でする事はかなり難しく、離乳食が始まるまでは外出も中々出来ませんでした。




【当時の心境】
初めの1年は本当にあっという間に過ぎました。
夜の授乳も頻繁にあり睡眠時間も思うようにとれず大変だったとは思いますが、可愛い子供達の寝顔を見ると、また育児を頑張ろうと思えました。
おしゃべりが出来るようになったり、ハイハイしたり、歩ける様になってきたら上のお姉ちゃんと一緒に遊びだしたりして、手は掛かりましたが育児が楽しくなってきました。




【夫の手助けと関わり】
基本夫は仕事で不在だったので、私一人で双子の育児はしていました。
ただ上のお姉ちゃんの幼稚園への送りや、お休みの日に公園に連れて行ったりしてくれ、上のお姉ちゃんへの愛情をたくさん注いでくれたので助かりました。
私はどうしても双子に時間を取られてしまうので、夫のおかげで上の子の赤ちゃん返りも全くありませんでした。
双子の病院での検診などはどうしても一人で乗り切れるか不安だったので、一歳になるまでは毎回夫が付き添ってくれていました。




【工夫と便利グッズ】
・イケアのベビ−チェアを離乳食が始まったらすぐに購入しました。
軽いですし、汚れてもすぐに全て水洗い出来とても便利でした。
・幼児用エプロンはプラスチック製の物を使いました。
下が丸くなっていて、落とした食べ物もキャッチしてくれる物です。
さっと水洗い出来、外出時も欠かせませんでした。
・ベビ−ビョルンのバウンサ−。
こちらは双子なら必ずあれば便利だと思います。
・私自身が復職したので、1歳半から保育園に通っています。




【強烈な思い出】
産後の自分を思い出すと、とても神経質になりすぎていたなと思い出します。
今でこそ手伝いに来てくれた両親と笑い話になりますが、やはり産後はホルモンバランスも崩れ、ストレス、疲労、新生児への心配などが絡み合い、とてもデリケートな時期だと思います。
双子は34週で早産だったというのもあり、体重がきちんと増えているかとても神経質になっており、毎回授乳後に体重計で増えた量を確認し、両親にはそこまでしなくてもと言われていたのですが、当時の私は一杯一杯で両親と言い合いになる事もしばしばありました。
3か月目に日本に帰国した際、子供達が皆時差ボケで夜中の2時に三人共目がパッチリで遊びだすという事がありました。
朝の5時まで遊びに付き合い何とか寝ていました。




【後悔してること】
子供にどうしても「ちょっと待って」という事が多いので、もう少し子供が聞いてほしい、構って欲しいと思う気持ちを優先して、している事の手を止めてでも聞いてあげた方がいいなと今も子育てをしながら思います。




【嬉しかったこと】
どんな大変な一日でも、どんなに泣き叫ばれても、やはり夜寝ているかわいい子供達の顔を見ると、明日も一日頑張ろうと思います。
子供達が何も言わなくてもギュ−と時々抱きしめてくる時には、ギュ−っと抱きしめ返します。
そんな時にはたまらなく可愛いなと思います。
今は少し大きくなって、一人でお着換えをしようと頑張っている姿や、一人で何かをやり遂げようという姿を見ると心が温まります。




【現在】
現在は上のお姉ちゃんが8歳、双子の兄弟が4歳になりました。
1-2歳の赤ちゃんの時期に比べてかなり手はかからなくなりました。
子供達だけで遊ぶ事も増えましたが、その分喧嘩も絶えません。
後は、上の子が勉強で集中したいのに、下の二人が遊んで騒がしくするので部屋を分けてなど別の問題もあります。
今は家事や三人の子育てで毎日追われるように過ごしており、どうしても二人目、三人目という事もあり一緒に遊んであげる時間が、一番目の子に比べて少ないような気がします。
なのでこの子供の時期はもう一生戻ってこないと思い、今の時間を精一杯子供達と一緒に楽しみながら育児が出来たらなと思います。



【当時の自分へのアドバイス】
もう少し肩の力を抜いて、家が散らかってても、ご飯の準備が出来てなくても、神経質になる事は無いとアドバイスしてあげたいです。
あとは双子が産まれた時に、やはりもう少し上のお姉ちゃんと一緒に過ごす時間を作ってあげても良かったのかなと思います。
今思い出すと、双子が産まれた頃の上の子(4歳)の事を余り覚えていません。
写真で見直すと、お姉ちゃんだからと声かけしていたのに、まだまだ小さかったんだなと、その点は後悔しています。